スタンダードと特殊の違いって何?
当店では、ヘッダー、台紙、タグの製作それぞれに、「スタンダード」と「特殊」の2種類をご用意しております。
その違いが少々わかりづらいかもしれませんので、ここでご説明をいたします。
「スタンダード」と「特殊」の違い
「スタンダード」はどちらかというと「価格重視」の仕様で、シンプルな仕様のものとなります。
具体的には、
・仕上がりの形状は四角形
・1辺の長さは45mm以上
・加工は「スジ入れ」「丸穴」「角丸」「PP加工」のどれか
・用紙は市販のポストカード程度
になります。
一方「特殊」は、「こだわり重視」の仕様で、上記の「スタンダード」の仕様では対応できない加工や用紙をお選びいただく場合にこちらでの対応となります。
具体的には、
・仕上がり形状が四角形以外
・1辺の長さが20mm以上45mm未満
・「丸穴以外の形状の穴」「切り込み」などの加工
・市販のポストカードよりも厚手の用紙(最厚で厚さ約0.5mmまで)
などの仕様をご希望の場合は、「特殊」の扱いとなります。
「特殊」は、「スタンダード」と比べますと、価格的にはかなり割高になります。
その一番の理由としては、加工方法が「トムソン加工」という方法になるためです。
トムソン加工とは
トムソン加工は、お客様のご希望される形状・加工にそった「型」を作成して加工する方法です。
仕上がり形状が四角形以外の例えばお花のような形でも、穴の形が丸穴じゃなくてUFO型のような形でも、対応可能です。
※形状によっては対応が難しい場合もございますので、お気軽にご相談ください。
また、スジ入れはもちろん、切り込みを入れることもできます。
ただ、「加工代」として、作業代のほかに「型代」がかかるので、価格はその分高くなってしまいます。
型代はサイズによって異なりますが、少し大きめの型になると数万円かかってしまう場合がございます。
数千枚・数万枚というロットがあれば1枚あたりの単価にはそれほど大きくは影響ありませんが、100枚や200枚でご検討の場合は型代だけで単価に数百円のってきてしまう計算になります。
そのため、小ロットでご検討いただいているお客様には、当店としては「特殊」の方はあまりお勧めはしておりません。
なるべくシンプルな仕様の「スタンダード」でご検討いただければ幸いです。
「特殊」の扱いになる仕様の中に
・市販のポストカードよりも厚手の用紙(最厚で厚さ約0.5mmまで)
がありますが、用紙が厚手ですと、たとえ加工が「スジ入れ」や「丸穴」などのシンプルな加工だけであっても、「特殊」の扱いになってしまいます。
その理由は、用紙が厚すぎて、「スジ入れ機」や「穴あけ機」などの「単体機」と呼ばれる加工機が対応できず、結局「トムソン加工」での対応になってしまうためです。
どうしても厚手の用紙でないとダメな理由がある場合はもちろん厚手の用紙をお選びいただく必要がございますが、市販のポストカード程度でも大丈夫そうな場合はそちらをお選びいただいた方がコストはかなり抑えられます。
せっかく作るのだから、こだわって作りたいというお気持ちは重々承知しておりますが、ヘッダーや台紙、タグはお客様にとってはあくまでも商品ではないので、できる限りコストを抑えたいというのが実情かと思います。
(当店にとっては大切な商品ですが。。。)
まずはご希望の仕様を当店にお気軽にご相談いただいて、当店よりお客様にとって最善と思われる仕様をご提案させていただくことも可能ですので、ぜひお気軽にお問合せいただければと存じます。